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カンナにカンシャ


現代の木工においてその作業の多くが機械化されたとはいえ、機械ではどうにもならないことはあるものです。木のあかりでも機械による作業はあるものの主たる作業はやはり手作業になります。そんな手作業の中でも、これはどうやっても機械化は無理だろうというのを紹介します。といっても組子を組むなんてことは端から機械では無理なわけで、ここは道具を使う作業に絞って話を進めたいと思います。

さて今現在取り組んでいる製品がウェーヴであることはこれまでのブログで取り上げてきたのでご承知のことと思います。そして今進めているのは上の画像にあるように組子の周りに縁を付ける作業です。この縁はクネクネと折れ曲がっているため非常に手間のかかる作業であると同時に、縁同士の接合部分に隙間ができやすいのでとても神経を使う作業でもあります。

縁は端から順に付けていくのですが、問題となるのは今写っている縁と次の縁との接合部分です。

本来ならこのように縁が続いていくことになります。そして問題の個所がちょうど親指で抑えている部分です。この画像では何の問題も無いように見えますが

アップにするとこのように僅かな隙間があるのがわかります。この僅かな隙間は紙も入らない程狭いものなので、おそらく100分の数ミリくらいの隙間です。これからこの隙間を詰めるわけですが、さすがにここまで微小な寸法になると機械では到底無理なわけで、ここで登場するのが昔からの道具である鉋(カンナ)というわけです。

材料を治具にセットし1回だけカンナをかけます。

するとこのようにぴったり!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
カンナ様さまというわけです。先人の知恵には感服ということですね。
エフ
Posted byエフ