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最近の有機El事情30


この完成版を作るに当たり、組子の溝の計算に苦労したことは前回のブログに書いたとおりです。そしてその次に苦労したのが組子の組立てです。
組子の材料はフレームを除けば、1.3ミリ幅の材料なのですが、薄くて弱いという扱いの悪さはあるものの、既に他の製品でも使っているので、それほど面倒なことはありません。材料の間隔も比較的広いので、「雅」に比べたらずっと組みやすいです。
ところが、この材料の間隔が広いということが、今回は逆に手間が掛かることとなってしまったのです。

通常はこのように組子が組まれるわけですが、この時ボンドで固定されているのは互いの溝が接地する部分に限られています。すると、
このように棒の先で押した部分がずれてしまいます。ボンドが付いているのが溝の底の部分だけなので当然ですね。
しかしそうなると、何かに引っかかったりして負荷が加わった時に、欠けてしまうおそれがあります。勿論他の製品でも同じことがいえるのですが、他の製品では溝の間隔が狭いためにそういったリスクが低いという事情があります。
そこでこのリスクを回避する手立てを講じなければならないわけですが、

方法は簡単、両方に溝にボンド付けるだけです。ただし従来の付け方とは一味違うやり方になります。
上の画像のように、受け側(挿し込まれるほう)の溝は上部だけにボンドを付け、挿し込む側は溝全体にボンドを付けます。
こうすることで、組んだ時にボンドが全体に行き渡り、従来より強固な接着力を得ることができるのです。
ただし、これを溝の1箇所、1箇所全部にやるわけですから、その手間が尋常ではないということに・・・・・・(ノ_-;)ハア…・・・

一つ一つの溝にボンドを付けていると、途中で最初に付けた箇所のボンドが乾いてくるので、一度にできる数は限られてきます。しかも組んだ後には、はみ出したボンド拭き取らなければならないわけですから、更なる手間が掛かります。これを作ったのが夏場だったこともあり、せいぜい2,3本がいいところでした。

そして丸1日を掛けようやく組み方が終了となりました。たったこれだけの組子に丸1日を要したわけですから、いかにこの組子に手間が掛かったかおわかりいただけるでしょうか。





周りの余分な所をカットしたら、後は内と外の額を付けてほぼ完成となります。

そしてこれば完成品となるわけです。



こちらは裏面になります。有機ELパネルを固定する押さえが付いてます。そしてこの上に電源とコントローラが乗っかることになります。

下から見上げたときに薄く見えるよう、角を大きく落としてあります。

結果的に全幅が75センチを超える大型のものになりました。でもこれくらいの大きさがあったほうが、存在感と風格があって良かった思います。

これでうちの役割は終了となり、後はパネルとコントローラーを組み込む会社へ引渡しとなります。

が、実はそうはなりませんでした。
というのも、パネルとコントローラーを組み込んだ段階で、新たな問題が出てきたのです。

それはパネルとコントローラーを繋ぐコードの処理です。正直これは全く考えていなかったことで、はてさてどうしたものか?

9枚分のコードが集まると、えらく太い束になってます・・・
悩んだ末、解決策はこれしかないだろうということで、

木製パイプを付けることにしました。







これでコードがスッキリ収納され、見た目はバッチリです。ま、若干コードが余ってますが、それはパネルの組み込み担当の会社にお任せということで(笑)。

これで晴れて作業完了となりました。
ヤッタァー!\(`∇\)(/`∇)/ヤッタァー!
エフ
Posted byエフ

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