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最近の有機EL事情29


4度の試作の末、ようやくこの形に決定となりました。とはいえ、全くこのままでというわけではなく、一部修正が入ることになります。
既に完成形は公開してるので、それと比べても違いがわかると思いますが、内側の井形の部分で組子が格子状になっていない部分があります。
そこで今回は、この試作4号から完成品に至る過程を紹介したいと思います。

まず、先にも書きましたが、完成品では組子全体が市松模様になっているのに対し、試作ではこの様にパネルの周りの組子で格子が抜けています。なのでこの部分を格子にすることが第1の修正となります。
しかし、この程度の修正なら何の問題もありません。むしろ修正とすら言えないくらいのものです。
問題だったのはこれから紹介する部分です。

この画像は外周部の組子とフレームの接合部のアップです。両者の間に隙間があるのがわかると思います。
実は試作を作るときは手間を省くために、できるだけ簡単な構造で作っていました。手順としては、初めに内側の組子とフレームを作り、それに外側の組子を貼り付けるというものです。
なので画像のような隙間ができてしまっていたのです。

そしてこの角の部分。これも後から貼り付けているので、その部分が太くなってます。

更に精度が悪いとこの様にズレまで出てしまいます。
試作ならそれでも良いのですが、本番となればさすがにこの様な手抜きは問題外です。当然、全体が1枚の組子となるような作りにしなくてはなりません。しかし、その1枚の組子にするということが、どれほど大変か(泣)。
というのも、材料の種類が多く、しかもそれら材料の溝の位置が、全てシンクロしていなければならないわけです。精度は100分の1ミリ単位を要求されますから、計算に間違いが無いか何度も確認をしながらの作業になるわけです。
そしてこれが中々合わなくて、全ての材料の計算を終えるのに半日も要してしまいました(汗)。

さて、そんな苦労もあって、ようやく作り始めたのがこちら。
試作ではメインフレームが中央に一つだけでしたが、この完成型では更にその外側をサブフレームが取り囲んでいます。そしてそのフレーム同士が、細い組子で繋がれた状態になっています。
この時の溝の位置を、全ての材料でシンクロさせるのに苦労したわけです。
エフ
Posted byエフ

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