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木のあかり講座 アイ編(3)

前回は貼り合わせまでやったので今回は枠付けになります。実はこの枠付け、以前は全工程の中で一番の難所で、この工程になるとテンションガタ落ちで家に帰りたくなったものです。しかし今では、苦渋の時代から10年以上の歳月を掛け、やっと思い通りに枠付けが出来るようなりました!!ヤッターッ
いやあー、ここに辿り着くのにどれだけ苦労したことか。はっはっはあ。 って、何を大げさにと思うかもしれませんが、本人の気持ちとしては全然大げさなんかじゃないんですよ。
では実際の作業を説明していきたいと思います。

枠の材料はこれになります。予め沢山作り置きしておいたものです。これを半分に切ってVの字に貼り合わせます。

後はこれを上から被せてボンドで接着します。

しかし、ただ被せれば良いというわけにはいきません。ご覧のように縁が分厚くなっているので、このままでは枠の奥まで入りません。

で、当然このように削って、枠がしっかりはまるようにしておきます。

するとこのようにすっぽりときれいにはまるわけです。

で、この工程の何が難しいんだ?とつっこみが入りそうなので、ここからはそのあたりを詳しく説明していきます。

まずはこの画像なんですが、これはエフが入社した当時の枠です。

で、これが現在の枠になります。言わずもがな違いは一目瞭然で、素材も以前のシナから青森ヒバへと変更になっています。
それでこの古いほうの枠ですが、溝の部分は60度の角度が付いた円鋸(マルノコ)があるので簡単に出来るのですが、外側のカーブは鉋(カンナ)を使って手作業で削っています。これがまたえらく難儀な作業で、そもそも材料が曲がりやすい性質ときてるので、初めは真直ぐにカットしたものでも、暫くして鉋を掛ける段になると・・・・曲がってる(泣)
更にどっちの方から鉋をかけても逆目がでる(泣) この工程だけでどんだけ時間を浪費したことでしょう。
そしてこの後更に頭の痛い工程が待ち構えています。本体の縁に沿って曲げるというのがそれで、一見それほど大したカーブには見えないのですが、視点を変えて見てみると

この様に結構曲がってたりします。実際、以前の枠をこれだけ曲げるのは大変な作業でした。
水で濡らして少し柔らかくなったものを、電気コンロであぶりながら少しずつ曲げていくのですが、力を入れすぎて折れてしまうことが度々なうえ、あぶり過ぎて焦がしてしまうこともよくありました。またこの焦げ痕が組織の奥深くまで入ってしまうので、削って消すのも一苦労ときたもんです。
そしてとうとう、あまりのしんどさに新しい枠を作ろうと思い立ち、幾つもの試行錯誤を経て今の枠に辿り着いたわけです。もちろんそれまでには大きな苦労があったわけですが、その話は次回でということで。
エフ
Posted byエフ

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