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FOSTEX P1000Kでテレビ用スピーカーを自作


書斎用にテレビをしたのに合わせスピーカーを自作してみました。勿論既製品を買えば手っ取り早いのですが、設置環境に合ったスピーカーが無く仕方なくの自作です。
ものづくりを生業にしてるとはいえ、さすがにスピーカーの自作は初めてです。頼りはネットの情報ということで一から勉強しました。結果、FOSTEXのフルレンジユニットP1000Kを使ってのバスレフ型ということになりました。価格が1個1,720円と安い上に音も良く、初心者が最初に取り組むにはうってつけということらしいです。まあこれくらい安ければ失敗してもダメージが小さくてすむので納得です。

最初に作ったのがこちらのスピーカーです。狭い空間にテレビを壁掛けにしている関係上、スピーカーの幅と奥行きに制限があります。幅は150ミリ奥行きは180ミリ以下。高さは制限なしですがバランスを考えると350ミリくらいといったところです。
この1号機は奥行きが短いということで、バスレフポートが底面にあります。ユニットに付属していた資料によるとバスレフポートの長さが結構あり、このエンクロージャーでは前面にポートを持ってこれないからです。

肝心の音質ですが、初めて聴いたときはその薄っぺらさにがっかりしました。エージングで良くなるのは分かっていましたが、それにしても初出しでこの程度では先行き不安しかない状態でした。
とにかく低音が弱いです。出てないわけでは無いのですが、量感が乏しく音全体に厚みがないのです。
その後しばらくエージングをしてみましたが、低音の出は大分よくなったものの、総じて厚みの無い薄っぺらい音でした。そこで念のため再生周波数をチェックしてみると50Hzは出ています。となるとユニットよりもエンクロージャーに問題があるのかもしれません。そこで新たにダブルバスレフで作り直すことにしました。

それがこちらのスピーカーになります。
幅と奥行きは1号と同じですが高さは30ミリ伸ばし容積を少しだけ拡大しました。ダブルバスレフトということで1号で底面にあったバスレフは前面にもって来ました。ポートの長さは短くなりましたが、ダブルバスレフなので割り切りました。

中はこんな感じです。材料はシナの無垢材で、材料厚はフロントが20ミリ、その他は17ミリです。中央の仕切り板はバスレフの穴の代わりにフロント側に隙間を作ってバスレフポートとしています。

仕切板は側板内側に溝を切ってあるので引き出しのようにスライドさせることができます。現時点では適当なバスレフポートのサイズが分からないので、当面は固定せず試行錯誤の上ベストな隙間が決まったら固定するつもりです。

第2バスレフポートです。こちらは普通のポートとなっています。これにユニットを取り付け吸音材を入れれば完成というわけです。

背面はこんな感じ。

壁掛け用のフックです。床置きでも使えるよう取り外しできるようになっています。

さて気になる音質ですが、これはもう別物といってもいいくらいの変化です。とにかく低音の厚みが比べ物にならないくらい増しています。低音がしっかりしたことで音域全体に締まりが出て、到底1,720円のスピーカーとは思えない素晴らしい出来栄えです。
とは言ってもこれはあくまでもテレビ用としてみた場合の話です。このスピーカーで音楽を聴くかといわれると正直それな無いと言わざるを得ません。なぜなら、中高音に変な癖があるからです。
ソースによっても違い表現が難しいのですが、女性ボーカルを再生すると声がブレるというか、別のところで鳴ってるような、とにかく違和感を感じるのです。吸音材が足らないのかと思い増やしてもみたのですが、変化はなく改善しませんでした。1号でも同じ現象だったので、ユニット自体の傾向なのではないかと思います。
それでも値段を考えれば十分良い音だと思います。テレビ用としては十分すぎる音質で、アンプを含め総額2万円以下で完成したのですから大満足の結果です。
エフ
Posted byエフ

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