FC2ブログ

木のあかり講座 アイ編(2)

前回の記事で抜けていた箇所があったので訂正しておきました。どうも焼酎の量が過ぎたようです(汗) 

今回は曲げ加工からです。

「韻」の時と同じ様に、曲げやすくするために水で濡らした後、両端を溝の付いた棒で挟み紐で固定します。この時一度に大きく曲げてしまうと折れたり、いびつなカーブになってしまったりするので、ほどほどのところで止めておきます。以前、調子に乗って無理やり曲げて、せっかく作った組子をぼっこした事が何回かあったので、今ではやさしく慎重にを心がけるようにしております。
この状態で一晩置いて、翌日に更に曲げていきます。

二度めの曲げ加工をしたところで、おおむねきれいなカーブになっています。
一度に曲げてしまうといびつになってしまう原因なんですが、材料の木の性質にあるのではないかと考えています。同じ一本の材料でも年輪や組織の密度によって、曲がりやすい部分とそうでない部分があるので、一定量の圧力を超えると弱い部分だけが極端に曲がってしまうためだと思います。
後は完全にクセが付くまで数日寝かせておきます。

9日経った状態のものでほどよく曲がってます。

のこぎりで線にそって切り抜きます。今度はこれを二枚貼り合わせるのですが、

のこぎりで切っただけでは断面が直角なので、これをかんなで斜めに削ります。

こんなふうに削るわけですが、下と上では角度が違ってくるので、滑らかに角度が変わるように削らないといけません。ここは経験と勘の勝負になります。

削り終わったら、いよいよ貼り合わせです。初めは上の方だけにボンドを付けて固定します。

この時活躍するのが結束テープです。アスパラやほうれん草などの野菜を縛るのに使われているあのテープなんですが、これを接着面同士を二つ折りにして紐代わりに使うわけです。このテープの良いところは適度に伸びるところにあって、締りが良く結び目が緩まないのです。

このようにガッチリと固定します。

上部を固定したら残りの部分を片側ずつ固定していきます。

するとこんな感じになるわけですが、実はこの時点ではカーブが緩めのため、あまり膨らみが無くペタンとしています。

なので内側に突っ張り棒をいれてこの様に膨らみを出します。この状態でボンドが乾くとしっかり形が整います。逆に突っ張り棒を入れずに固めてしまうと後から広げるのに難儀することになってしまいます。
この状態でおよそ丸一日掛けてボンドを乾燥させます。

今日はここまで、続きは次回へ。
エフ
Posted byエフ