
レビューといっても、興味のあるかたは既に下調べは済ませてあると思いますので、今回は気になる画質や使い勝手を報告したいと思います。
がその前に、我が家の視聴環境を記しておきます。テレビは10年位前のSONYの40インチFHD液晶です。古い機種のため倍速機能は無く、バックライトも冷陰極管というクラシックです。ネット回線はフレッツ光で遅い時でも30Mb前後はでます。ルーターはTP-LinkArcher C7でFire TV Stickとは5Ghz帯で接続し回線速度は十分出ています。また、StickはONKYOのAVセンターTX-NA807に接続しています。
なおFire TV Stick本体の詳しい内容は
こちらを参照してください。
画質では先ず一番気になるであろう画質についてですが、これはもう十分なレベルだといえます。さすがにBD並みとはいきませんがBS程度の画質はあります。ただしソースによっては暗部の諧調が十分に出ず、縞模様になる場合があります。それと輪郭補正が強すぎてオーバーシュートになる場合があり、シーンによっては画面がチカチカスすることがあります。特に米TVドラマにこの傾向が見られ、強目のコントラストと相まって不自然に見えることがあります。とはいえそういったことはごく一部で、全体としてはFHDの高画質が楽しめます。VODであることを考えればこれで十分だと思います。
音質次に音質ですが、これはまあDVD並みといったところです。フォーマットがDVDと同じドルビーデジタルということで圧縮音声なわけですが、最大7.1chのサラウンドにも対応しており映画を迫力ある音で観ることができます。最近はBDのロスレスに慣れてしまい、圧縮音声に物足りなさを感じないわけでは無いのですが、そこはやはりVODですから割り引いて考えないといけないでしょう。というかVODにもかかわらず5.1chで映画を観られることを大いに評価したいと思います。
操作性最後に操作性ですが、話では先代から大幅に良くなったということらしいです。おじさんはこれが初めてなので比較はできませんが、レスポンス自体は非常によく、音声による検索も精度が高いと感じました。時たまデータを読みにいってる時に待たされることがありますが、これはシステム状仕方ない部分だと割り切っています。他社のVODではもっと快適かもしれませんが、年3,900円で見放題なのを考えれば十分おつりがくるサービスだといえます。
総評Amazonプライム会員なら買って損はないです。というかむしろ早く買って楽しんだ方がいいです。テレビ離れがいわれるようになって久しいですが、我が家も最近はテレビを見る時間がめっきり減りました。正直、観たい番組が無いというのが一番の理由です。しかしこのFireTV Stickで良質な海外ドラマが観られるとなると話は別です。似たり寄ったりのバラエティーや、薄っぺらいドラマに辟易しているなら、迷わずVODに移行したほうがいいと思います。
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